白露

出典: フリー個人网站『イデオアベス(Ideoaves)』
白露
どぢえ
大陸面を正面にした白露
分類 惑星
軌道要素
主星 VN 2122
主星からの距離
平均 887,098,648 km
近点 882,000,168 km
遠点 892,197,129 km
公転周期 3,710 日
自転周期 38.4 時間
自転傾斜角 23.4°
衛星の数 1 (pola)
衛星からの距離 580,111 km
物体
温度
平均 -29 ℃
最高 58 ℃
最低 -121 ℃
赤道半径 11,862.711 km
極半径 11,881.132 km
白露(はくろ、: どぢえ)は天体の一つである。星系で唯一高度な生命体を有する。VN架研で発見、観測を続けられている。日本語名『白露』は、発見された際に一般公募で募集し、選ばれた名称である。

概要

主星から近い順に2番目の惑星である。直径は星系内の全惑星の中で5番目に大きく、岩石惑星の中では2番目に大きい。
ハビタブルゾーン内の外側を公転しており、液体の水及び大気を有する。環境に適応した生命体が存在し、惑星系内で唯一社会が構築された惑星である。星系は118億年前に誕生し、白露はその後95億年前に形成された。同時期に衛星polaも誕生したと考えられている。

物理的性質

運動

軌道面から22.4°傾き、約38.4時間に1回自転する。主星から平均5.93 AUの距離をほぼ円状の軌道で周回し、約3710日で1回公転する。偏心0.00575で、0.0104°ほどの傾斜が有る。近点が5.90 AU、遠点が5.96 AUである。

物質

赤道半径は約11,863 kmで、極半径は約11,881 kmと、約18 kmの差がある。固体部は主にケイ素や酸素、金属などから成り、平均密度は3258 kg/m3と軽く、金属量が少ない。また、液体の水を持つ。
地表表面には約2気圧程の大気が覆っている。大気成分は窒素75%、酸素23%、アルゴン1%、そして少量の希ガス等で構成される。

衛星

白露は恒久的に衛星polaを一つ持つ。既に周回軌道を外れた自然衛星は3例が確認されており、いずれも6~10mの大きさの小惑星である。伝説上に「第二のpola」が登場することが多いが、現在までに1kmを超える衛星が見つかったことはない。

運動のシミュレーション

pola

pola
ぽぁ
満ち欠けするpola
分類 衛星
軌道要素
主星 白露
主星からの距離
平均 623,790 km
近点 555,053 km
遠点 692,528 km
公転周期 ー 日
自転周期 ー 時間
自転傾斜角 ー°
衛星の数 0

詳細は「pola(白露の衛星)」を参照

pola(鳴: ぽぁ)は白露の衛星。見かけ上の大きさが最も大きな天体であり、地上から最も観察のしやすい天体である。また白露から最も近い天体である。

地上からの観測

白露と比較して1/4.5程度の大きさを持つ。これは他の惑星と衛星の比に対して非常に大きい。約29日で1回公転する。
自転速度と回転速度が釣り合っているため、地上からは片方からの面のみ見ることができる。ただし、微細な秤動が有るため15度ほど赤道方向の傾きを見ることができる。


満ち欠けと秤動
表面には無数のクレーターが有り、いくつかは形成時代に吹き出したマグマによって玄武岩質の黒い底ができている。これを一般に「洞穴」と呼ぶが、実際に穴が空いているわけではない。この「洞穴」は地上から見て裏側の面にはほとんど見られず、何らかの要因によって偏りが生じている。 「洞穴」には場所ごとに名前がついており、大きな4つの範囲にはそれぞれ季節の名前を充てられている(「春の洞」等)。これは秤動によってその季節のときに最も明るく見えるためであるが、現在は暦の変化によって数ヶ月ずれている。

春の洞には比較的新しいクレーターがあり、このクレーター周辺に放射状の溝が出来ている。この周囲は切立った崖であり、polaにある山脈としては最も高く、かつ急である。この山脈の一部は満ち欠けの際にしばらく光に当たり続けるため、地上からでも影内に光点を見ることができる。

満ち欠けが18日ほどの周期で観測でき、これが暦の月として反映されている。ただし、実際には1月につき0.1日ほどずれがあるため、6月ごとに1日挿入される(19の月)。つまり、1年のうちに19日が21回ある。

白露の公転軌道に対してpolaの軌道面が比較的強く離れているため、上下方向に影ができる。このため最も完全な満月を見ることができるのは、月食が発生する1ヶ月前か、発生した一ヶ月後になる。

VN 2122とVN 2122星系

詳細は「VN 2122」を参照

VN 2122 は白露の主星。B型主系列星で表面温度は10000K、質量は4.02E+30kgの青白い恒星。平均自転速度は44.5日。
VN 2122星系は6つの惑星を持ち、うち3つが地球型惑星、2つが木星型惑星、1つが天王星型惑星である。それぞれの天体は比較的整った正円型の軌道を持って公転している。

VN 2122星系の簡易シミュレーション。緑円が白露。

白露の地理


正距円筒図法で変形した地表写真
総面積約1,770×106 km2のうち、28%程を陸地が占める。残りは海水及び永久海氷である。
大陸は0度側に偏っており、この面を大陸面、反対側を海洋面と呼ぶことがある。なお、大陸中心の人口密集地を基準に経度を制定したためキリの良い状態になっており、偶然0度と大陸面の中心が重なっているわけではない。また、最も汎用的な世界地図では、実際の0度から22.5度西にずれている。これは地学的な基準と行政的な基準が同様にずれているためであり、また最も地図の端に陸を含めずに済むためである。

プレートが動作に追従しているものを一つにまとめると8つあり、うち5つが大陸プレートである。ただし、大陸プレート同士の衝突により、ゼロ度大陸プレートの沈み込みが発生していたり、青島プレートでは沈み込みと衝突が同時に発生しているなど、一概に大陸プレートと海洋プレートに分別することはできない。便宜上、このような沈み込みのある地域(上記の青島プレートや赤島プレートなど)を島プレートとして別に考える場合もある。組成としては大陸プレートに近い。

大陸プレートが経度0度付近に密集しており、それらが互いに離れていることから、元は一つの超大陸だったと考えられている。ただし、青島プレートは南極から北上しており、完全な超大陸ではなかったと思われる。

気候

平均気温は-29度、最高気温は58度、最低気温は-121度と水の融点に対して低い。実際には重い大気による温室効果によって数%高い温度になっていると思われる。
独自の気候区分が制定されており、寒帯、冷帯、湿潤帯、温帯、乾燥帯、熱帯、そして鉱山地域に定められる高山帯の7帯に大分される。

気候区分図。

ゼロ度大陸

詳細は「ゼロ度大陸(白露)」を参照


座標線の入った地図上のゼロ度大陸。赤道は赤色、子午線は緑、時間線は青で表される。
ゼロ度大陸は白露の大陸面の中心に位置する大陸。旧来は中央大陸、核大陸等と呼ばれていた。
赤道と子午線が直交し、かつ赤道と時間線が直交する点のある地域であり、時間的、空間的に0度の地点がそれぞれ存在する。このことからゼロ度大陸という呼び方がなされ、他の大陸呼称にも近似した角度を使う風習ができた。
ちなみに、ゼロ度大陸(と三度大陸)のほぼ全域を埋めている、行政区分上の呼称である「緑色地域」は、子午線を表現する際によく用いられる緑色の線から来ている。

地理上は断層を挟んで別の大陸プレートと地続きになっているが、基本的に山脈を境に別の地域として扱われる。

面積は惑星全体の表面積の約2%、陸地面積の7%にあたる。対して人口は惑星総人口の68%で、人口数及び人口密度が最多の地域。




白露の文明


一日の惑星地表の映像。白黒部分は夜間で、強い白色の光は照明。
カルダシェフ・スケール上約0.6である(地球と比較して惑星の質量が大きい点に留意)。グローバルな経済及び政治が成立し、技術的にも地球と同程度まで進行している。第ニ次産業に対する関心が高く、建築、運送、経済に関して特化している。


管理区域(地上及び海上のみ)を地図上で分割した図。

詳細は「国(白露)」を参照

国とは、惑星上を分割した管理地域とその管理集団からなる集団のこと。一般的には管理区域としての国を指すことが多い。

地域としての「国」

管理区域とは、共通の法適用(主に憲法)が行われる地域を指す。
管理区域は三次元の空間であり、陸上、海上だけでなく、空中、海中に渡って定義される。境界線は法の内容や共同管理、委託管理によってそれぞれ場所が変わる。
現在では、法適用地域が、憲法によって定められた地域と、それぞれの法が参照する地域が基本的に同じであるため、おおよそ明確な境界線が存在する。そのため、世界地図の描写においては憲法に存在する地域区分をもとに境界線を描く慣習がある。この時、憲法内のどの地域を選択するかは地図会社によって違うが、主に一次産業系の法で定められている地域を使う事が多い。

管理区域とは別に、文化地域という意味合いでの「国」もある。これは人種や言語で分ける方法であり、法によってはこの区分けに準じたものも存在する。この場合、国の基準は土地ではなく国民となる。

人・集団としての「国」

広義的には管理区域内のすべての人を指すが、一般的にはその内の管理者、管理団体を指す。管理団体は憲法などを管理する個人・団体であり、地域上の区分けではない。主に外交においてこの意味合いでの国が用いられる。
管理集団と管理区域は基本的に1:1で成り立っているが、憲法によっては管理区域が複数の場合もある。この際、管理集団を複数とするか、管理区域の分割を国ではなく県として扱うかは、当事国自身も含めたそれぞれの国の裁量によって決まる。

特殊な国

国の成立条件に客観的なものがないため、定義によってはどのような国も理論上は成立し得る。現在は国共同体や同盟による国の固定化が促進されているため、特殊な理由がない限り新しく国を長期間成立させることは難しい。
世界社会から認められる特殊な国としては、一つの会社・企業が自らの所有する地域と書類をもとに、主に輸出入を円滑にするために成立する「企業国」、重要な犯罪の取締や大規模な共同管理などで数日~数ヶ月のみ成立する「短期国」などがある。それらの国は、たいていはその地域の元の国と共同体関係にある場合が多い。

ゼロ度大陸

400年頃、北部の砂漠地域で最初の文明が発生している。800年頃には簡単な合金製造が行われていた形跡がある。
都市国家の出現は900年頃で、文教や現在のアルファベットの前身の文字などが誕生した。また、山脈を隔てた三度大陸北部との交易拠点となっており、赤道付近の文化拡散によって急激に哲学が発展した。

1050年頃に複数の民族による南への大移動や開拓があり、それによって大陸の殆どが明文化された歴史上居住域となった。ただし、大移動の起こる前から南方には多くの遊牧民族が生活しており、実質的には500年頃には既に居住域だった可能性が高い。

5000季現在では文化・民族ともに混淆しており、東北一部を除く全域で同盟による統一がなされている。なお、この同盟には三度大陸の殆どの国も含まれている。

地鳴き語

詳細は「地鳴き語」を参照

地鳴き語は現在白露全域にわたって事実上の公用語とされている言語。ゼロ度大陸東部の湖水地方にある古語をもとに成立した。地域によって大きな方言の差がある。

第1南北大橋。大湖には高速鉄道の路線としていくつかの橋がかけられている。

海洋地域


海洋地域最大の島国、lifunim全国地図(日本語直訳)。

詳細は「海洋地域(白露)」を参照

ゼロ度大陸の東側に広がる管理区域。最も区域内の水域の比が大きく、海の玄関口としての立ち位置が大きい。
管理都市はlifunim水都圏に存在する水都、入平川区、中水都区、北入水区、北金屋区、入水区の5区と、金山区、割川区の圏外特別区2区。

海流に乗ってこの地域に漂う場合が多く、世界共通語とは別にfinomimuと呼ばれる言語を使う。

lifunim

ゼロ度首都圏についで2番目に大きい経済規模を持ち、人口数、人口密度ともに世界最大の国家。特にlifunim水都圏においては都市化が進んでいる。
土地の大部分が台地または山地で、東西で地質が大きく異なる特徴がある。

finomimu

詳細は「finomimu」を参照

finomimuは海洋地域特有の公用語。
SOV型であり、名詞に助詞をつけて文を構成する。名詞と形容詞や動詞との区別が非常に曖昧であり、ほぼすべての単語がほぼ名詞として振る舞う。

水都圏区、及び圏外特別区の区章
最終更新 2023年11月24日 (金) 14:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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